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百羽の折り鶴

(180×180)

祈り(100枚の布から100羽の折鶴)
私は広島で生れ、広島で育った。
毎年、8月6日がやってきた。
原爆のむごさは小さい時から見て、聞いてきた。
祖母は、大量の血を吐いて死んでいった。
教師は、授業中にその惨劇を涙で話してくれた。
老いた父は、最近やっと自分の体験を話し始めた。
夫は、体内被爆で生まれてきたことに心に陰りをもって生きていた。
一発の原子爆弾が
一瞬にして、美しい町を焼き飛ばし、地球へと変貌させた。
暮らしは断ち切られ、人は苦しみの限界をさまよった。
戦争は嫌だ!
核兵器なんていらない!
人の暮らしを守り、生きてきた布たちの「祈り」
そのメッセージを感じて欲しい。

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